ネットに群がる
タイトルだけを見るとすごく社会的な話のように見えるが、そうではない。今週から職場のパソコンがインターネットから遮断されたのである。
ネットの接続が出来るパソコンはわずか1台のみ、課には25人ほどが働いているので、大人達がパソコンの前で行列を作っているのである。
導入されたネット用のパソコンも年代物、回線も貧弱なため、インターネットエクスプローラー立ち上げに1分、PDFなど開らこうものなら3分待ち、印刷するのにもまた時間がかかるという、15年前位に戻った気分である。
昼休みや仕事が暇な時間もネットが出来なくなったので、新たな時間つぶし方法として、みんなで掃除や書類整備をすることがブームとなっており、どんどん庁舎内が美化されてきている。
この感じが続くと、来月あたりには昼休み近くの公園でビーチバレーしてしまうかもかもしれない。
必要のないもの
だいたい月に1回のペースで美容院に行くのだが、行くたびに必要のない嘘をついる。
毎回作り話ばかりしているものだから、行く直前になって前回どんな話してたかな…と頭を悩ませてしまう。
ちなみに前回は、実際は全く見ていないのに月9ドラマの恋仲が面白くてしょうがないというような話をしてしまったため、興味もないドラマのあらすじをきっちりチェックしてから美容院に向かった。
準備していったにも関わらず恋仲の話題が全く出ず、シルバーウィークの予定として、船に乗って北海道に行きますというまたどうでもいい嘘をついてしまったため、来月は北海道の観光情報を調べなくてはいけない。
シルバーウィークはコンバインに乗って田んぼの稲を刈ります。
ジェイクギレンホールみたいになりたい
もうすぐ26歳になるというのに、いつまでたっても大人らしい色気みたいなものが出てこない。
(アルカイックスマイル)
このまま待っていても色気が向こうからやってくることはないと思うので、こちらから色気サイドに寄せていくしかないのだが、美容院で「綾野剛みたいにしてください」とすら頼めない俺が、「ジェ、ジェイクギレンホールみたいにしてください」などと言えるはずがないのである。
色気アイテムの筆頭といえばヒゲなので、試しに今朝ヒゲを剃らずに出勤したところ、色白気味の肌に黒い点々があるのが妙に恥ずかしくて、マスクをして過ごしている。
俺は合コンに行ったことがある
金曜日は職場の先輩に誘われて、隣町の役場の人達と合コンに参加してきた。
クソ田舎の公務員といえば、高齢独身野郎と高齢独身女が魍魎跋扈していることでおなじみであり、相手方の女性陣も、なかなかお年を召した方が多く、平成生まれの俺は完全に戦力外であった。
開始1時間も満たないうちに、おうちに帰りたいな…という気分になってきたのだが、5000円払っているのでともかく飲み食いに集中して過ごした。
2時間後、無事に帰宅した俺が得たものは、隣のバカがパスタをこぼしたときにワイシャツに付いた、ミートソースだけでした。
お祭り男らしく
朝からずっと気分が落ち込んでいる。
今日はお祭りだ。
市内で、花火大会や街流し(道路を占拠してしょうもない踊りを披露することです)などといったイベントが行われている。
俺はこの街流しというのが本当に嫌いで、もはや憎んでいるといっていい。
小学生の頃、この踊りを学校の授業で教えられて以来、敬老会ぐらいでしか披露する機会がなかったのだが、大人になってから年に一回、祭りの時期にどうしても踊らなくてはならない。
これも仕事だからしょうがないなと、鬱々とした気分で踊っていると、祭りを心から楽しんでいるお祭り男達に、もっと元気よく踊れ!祭りやぞ!などとマジなトーンで怒られてしまうので、それによってますます嫌な気分になっていくのである。
来年からは、この時期に上手く風邪をひけるよう体調管理に気をつけていきたい。
綾野剛みたいにしてください
髪の毛をカットしに行った。
もう3年以上同じ美容院に通い続けており、向こうも多少は俺のことを理解してもらえていると思うのだが、毎回毎回今日はどうしますか?と言われた時に、いつもまごまごしてしまう。
今回はかなり勇気を出して、綾野剛みたいにしてください!と言ったのだが、え?何て?と聞き返されてしまったので、結局いつも通りの髪型です。